そう考えると、その3時間のうち2時間をこのラジオに取ってるやつってちょっとイカレてるよな(オードリーANN2014年11月15日②)
2015/03/05
春日:笑、うん、まあなんだかんだ言われる、と
若林:言われる、あの時からだもんね、ライブのアンケートを読まないオレの癖
春日:あ~なるほどね
若林:たぶん読んだら、笑、続けてられなかったんだろうな
春日:なるほど、いろいろ考えちゃって
若林:「胸張って出てくるの、何なんですか、それは」みたいなのが書いてあるからさ
春日:書かれるだろうね
若林:怖くてさ
春日:大笑、書かれるようなことしてるしね
若林:大笑
春日:「何なんですか、それは!」って思うよ、笑
若林:こわいんだよ
春日:笑
若林:だから、コントのほうが現場ではウケるし、70点位の笑いはたぶん取れるじゃん
春日:まあそうだね
若林:でもプラス1がないじゃん、他に居ないとかさ
春日:ウケたということだけ
若林:そうそう
春日:うん
若林:じゃん
春日:そうね、ウケた上で「何なんだ?」ってなんないとね
若林:うん
春日:うん
2人:笑
若林:で、「何なんだ」しかやってねぇからさ
春日:笑、そうなんだよ
若林:もう怖くて、アンケート読むのが、大笑
春日:アメフトの流れがあるからね
若林:先輩たちも「裏だな」って言うし
春日:うん
若林:怖くて
春日:ほんとに、普通にショーパブとかで「ちゃんと話聞け」って言われたもんね、私ね、大笑
若林:笑
春日:「お前さ、横のあの子の話聞きなさいよ」
若林:うん
春日:こっちも説明できないじゃん、そういうネタだっていうものさ、笑
若林:あとあれな、はなわと原口とマエケンは「私は売れる前から絶対売れると思ってた」とかいうやつ
春日:大笑、うん、気付いてたパターンね
若林:うん
春日:うん
若林:オレらにそういうの無かったけどな、大笑
春日:ない、大笑、誰もが意外だったっていうね
若林:こないだTAIGAさん酔っぱらってた時言ってた「売れると思わなかったけど売れたヤツの代名詞みたいになってる」って
2人:大笑
若林:まあ、スベってたからな
春日:そうだろうな
若林:うん
春日:そりゃそうよ、だって
若林:それでさ、どんなネタやってんだろうなと思って、一緒に飲んだ子たち
春日:あ~気になるね
若林:家でライブのDVD見てたらやっぱり難しい、当時もそんなことよく考えてたけど
春日:うん
若林:プラス1が無いとさ、局の人もネタ番組やる時に使わないっていうかさ、それはやっぱ、ダーっと見てみると
春日:うん
若林:どこの事務所だったかな~、マセキだったかな、ギャル、ほんとのギャルの女の子
春日:うん
若林:女の子のコンビでギャルなのよ!そうするとちょっと集中して見ちゃうね、やっぱり、で、面白いのよ
春日:ふ~ん
若林:その~、もうおかしい、笑、様子がおかしい子で
春日:笑
若林:成立してない、漫才としては
春日:へ~漫才
若林:その~見ちゃうよね、そのさ、お茶の新製品とかでもそうじゃん、ただただ美味しいお茶でも、なかなか手に取られないと思うのよ
春日:うん、わかる
若林:モンドセレクションって付いちゃうと手に取っちゃう、なんとかの準優勝、優勝、とかさ、モンドセレクション獲ったチーズなんだって思って買っちゃう、みたいな
春日:わかる
若林:しょせん人間の目ってのは、そんなもんなんだろうな
春日:うん、まず、だから手に取らせるとこっていうのが、結構重要
若林:そう、それが賞で、さらに賞にノミネートされるまでに決勝でね、なんだろうな、わかんない、アメフトショートコントってことをやってみたんでしょう、それで、笑
春日:うん
若林:プラス1の方ぱっかり考えて
春日:うん
若林:ただ面白い人達だと、すんごい面白いからね
春日:うん
若林:で、すんごく面白かったよ、今の若手の子たちの漫才もコントも
春日:あ~そう
若林:これはなかなか大変だろうな~と思って
春日:なるほどな~そっからね
若林:お茶でも、なんかその~・・・何かをブレンドしてなかったらいけなかったり、血糖値を下げる役割があるっていうとプラス1になって買うじゃない、笑
春日:そうだね、味としたらそんな大差ないもんね、みんな美味しいしね
若林:そうそう、笑、どうなんだろうね?ただただ旨いお茶、大笑
春日:だからそれは時間がかかるんじゃない?
若林:大笑
春日:ただただ美味しいぞってだんだん口コミで誰かが言い出して
若林:あー
春日:モデルとかも「これしか飲まない」みたいな、「あの人もこのお茶言ってたな」「あの人も」って、笑
若林:あー
春日:浸透するのに時間がかかるじゃない
若林:なるほどな
春日:美味しいけれども
若林:うん、だから映画とかもな?なんとかのコミック、何万部のベストセラーとか、誰々主演とか
春日:うん
若林:ってことがないと、行く理由になんないっていうことだな
春日:単館で2年やってます、みたいなさ、笑
若林:なるほどな~
春日:いい映画ね、うん
若林:選択肢が多い場合、プラス1があるものを手に取るってことだろうな
春日:まあね、「何が気になるのか」だからね
若林:手に取る理由になんなきゃいけない、と
春日:そこが大変なんでしょう、まずね
若林:こないだ読んだエッセイでさ、平野啓一郎さんのエッセイで
春日:うん
若林:さすがだな、面白いなと思ったんだけど
春日:うん
若林:勤務時間、そして寝る時間ってものを1日24時間から引いた分が、まあ多くてある程度ゆっくり出来る人がいて
春日:うん
若林:家で3時間あったら、その3時間をエンタメは取り合ってる、と
春日:うん
若林:エンタメというか、いろんな、携帯のゲームもあるし、プレイステーションなのか、テレビ録画したもの、DVD、映画を観に行く、ライブを観に行く
春日:うん
若林:本、小説、全部が取り合ってて
春日:なるほど
若林:居酒屋とかも入ってんでしょうね、オレはたぶん思うけど、居酒屋で誰かとしゃべる
春日:あー、選択肢でね、飲みに行くという
若林:すごい多いからさ、ここからはエッセイに書いてたことじゃないんだけど
春日:うん
若林:野球なんかもさ、昔ゴールデンでいつもやってたけど、やってなかったり
春日:そうか、昔はあんまりなかったからね、野球とかしか
若林:昔に戻ろうってこと自体がおかしいのかもしれないじゃん、最大公約数がデカくないのかもしれないし
春日:選べるものが多くなってきましたからな
若林:そこをさ、そこにグイっと入っていかなきゃいけないわけであってさ、そう考えると、その3時間のうち2時間、このラジオに取ってるやつってちょっとイカレてるよな
春日:やばいっしょ
若林:笑
春日:うん、だって逆だったら絶対聞かないもん
若林:聞けよ!
春日:大笑
若林:聞けや!
春日:大笑
若林:それでいったら移動中、結構聞いてるわ、ラジオ
2人:大笑
若林:取り合いに勝ってるわ!みっちゃんが!
春日:大笑
若林:オレの移動中の時間にCDね
春日:うん
若林:なんか落語のCDが取り合うわけじゃん
春日:そうか、聞くにしてもね
若林:みっちゃんが取ってくるわ、そこを
春日:笑
若林:ビバリー好きなんだ、オレは!笑
2人:大笑
若林:春日だったら、その・・・T監督?
春日:うん、T監督ね
若林:が、取ってくるわけじゃん、その分を
春日:そうだね
若林:割って入る時のプラス1が必要なんだな、モンドセレクションじゃないけどな
春日:インパクトという、手を伸ばさせる何かがね
若林:うん
春日:うん、そこなんでしょうな
若林:ただただ面白い人っていっぱいいるもんな、ほんとに面白いもんな
春日:うん
若林:大変だよ、あれ
春日:うん
若林:プラス1考えた時に、先輩とか周りの芸人に言われるし「売れると思ってんの?それで」って
春日:うん
若林:大笑、あれオレ結構・・・お前平気だったかもしれないけど、結構怖かったね、オレ、あれは
春日:あ~
若林:今考えてると、当時は「全然関係ねぇじゃん」って言ってたけど、サトミツと2人で、帰りにファミレスで
春日:うん
若林:超怖かったけど
春日:笑、いやでも、それはそうだよね
若林:「裏だな」って先輩に言われて「(おびえた声で)裏なのかな~」って思ってた、大笑
春日:こっちだって、確固たる何かがあるわけじゃないもんね
2人:大笑
若林:ほんとに怖かった、大笑
春日:うん、それはそうだよ
若林:それで人見知りになっちゃった部分もあんのかもな、飲み会に行ったら、言われて、影響されちゃうと思った「あれ裏だよ、袖でしか笑わないからテレビ出れないし」
春日:うん
若林:って先輩に真横の席で言われてたらオレはもう枯れちゃってたもん、たぶん
春日:なるほど、そうだね
若林:だから飲み会とか行かないようにしてたんじゃない?怖くて
春日:うん、そういうのあるだろうな
若林:うん