日本人に見える奴が英語で、外人に見える奴が日本語でつっこんでる漫才(オードリーANN2013年10月19日)
2015/03/06
(つづき)
若林:20ポイント差で負けて、でさ、いろんな若い子いてさ、初めて会うじゃない、下北の空間リバティーの楽屋、今日13時か、13時に入ったんだけど
春日:うん
若林:おはようございますってことで、あいさつしに来てくれるんだよね
春日:うん
若林:2つ楽屋があるんだけど、1つの楽屋に俺が座ってて一人で、みんなどこにいるのかな?と思って、誰も楽屋に入ってこないわけですよ
春日:うん
若林:で、9人いっぺんに来てくれて、一人外人がいるのよ
春日:え?ケーダッシュステージに?
若林:うん、がっつり外人なのよ
春日:ハーフとかじゃなくて
若林:うん、あれ1人外人じゃん!って思ったもん
春日:へ~どこの人?どこの国の人?
若林:それが!イギリスとかの顔立ちかな~と思ったな
春日:ヨールッパ系の
若林:「おはようございます、アリです」って言うのよ
春日:うん
若林:がっつり外国人、ハーフとかじゃないの外国人
春日:日本語は普通に
若林:「アリと申します!おはようございますっ!」大笑
春日:笑、アリ?ほう
若林:あ~と思って、食いついちゃって、ライブまで話さないようにしてて、新鮮味をもって話したいから
春日:はいはい
若林:で、その子が出てきて「ハーフとかじゃないよね?」「はい!」「どこの国の人?イギリス?」って言ったら「違います」って言うのよ
春日:うん
若林:えっと・・・パキスタンだっけ?
春日:パキスタン!
若林:パキスタンとインドのハーフ
春日:へ~!
若林:パキスタンとインドのハーフで、英語しゃべれなくて、日本語しかしゃべれない
春日:え?それなに?どういうことなの?
若林:パキスタンとインドのハーフで、日本語しかしゃべれなくて、大宮出身なんだって
春日:笑、それは、ご両親が日本で結婚したってこと?
若林:そう、大宮でインド人とパキスタン人のハーフで、え~と大宮で育って、日本語しかしゃべれないの
春日:へ~
若林:「おはようございます!アリです!」みたいな感じで、さらにもう1個「アリこうた」そいつがアリっていうのね、こうたっていう相方がいて
春日:はい
若林:アリこうたっていうコンビですって言ってて、こうたっていうやつがいて、こうたは日本人なんですよ完全に
春日:うん
若林:こうたが出てきて、じゃあ外国人に見えるのに日本人がつっこむ感じなんだろうな~と思ったら
春日:うん
若林:日本人の方が急に「Hey!Ladies and gentlemen!!」みたいな、英語でぶわ~っとしゃべりはじめて、1分くらい
春日:うん
若林:客もドン引きですよ
春日:うん
若林:で、あ!出ました!ザ若手と絡む空気だな~ライブで、と思って
春日:うん
若林:どうしてくれるんだっていう空気になって
春日:まあね
若林:それで、まず話がややこしいんだけど、外人に見える、まあ外人のビジュアルのアリはパキスタン人とインド人のハーフ、で、日本語しかしゃべれないんだけど
春日:うん
若林:相方のこうたがアメリカで育って、帰国子女で二か国語しゃべれるっていうコンビで
春日:へ~
若林:日本人に見えるだけで英語を、漫才だよ?日本人に見えるやつがず~っと英語でしゃべって、外人に見えるやつが日本語でつっこんでるっていう漫才をやってんだって、笑
春日:笑
若林:見にくすぎるわ!と思って、大笑
春日:笑
若林:業界の人、どうしていいかわかんないよ、そんなの
春日:それは何?漫才の途中でそのことに触れることあるの?「逆だろ!」みたいな
若林:それは俺知らなくて、そういうパターンもあるし、触れないパターンもある
春日:へ~
若林:触れない方がいいんじゃねぇかなと思って、「いや、おまえだよ!」って客が思ったまま終わっちゃったような作りもできるじゃん、作ろうと思えば
春日:うん
若林:いいんじゃないかな~と思うようなややこしさじゃん
春日:うん
若林:で、ネタ番組でネタ終わった後に、トークの時に「実はインド人とパキスタン人のハーフで日本語しかしゃべれません」って、まあ今いるけど、外国の人で日本語しかしゃべれませんって、すでにいるんだけど
春日:うん
若林:そうじゃないとさ~ネタ中にインドとパキスタンのハーフでって言うのは訳わかんない、笑
春日:うん
若林:片方が外国出身だから帰国子女で英語しゃべるんだよ?
春日:笑
若林:超いじられて、超空気読めない子、面白いの
春日:うん
若林:英語でバ~っとしゃべってんだけど、ちょっと顔とかこわばってるんだよね、笑
春日:それ何?いくつくらいなの?二人とも
若林:お客さんもとまどっちゃってて、20代前半?アリこうた・・・・25、6!
春日:若いね、お客さんはどうなのよ?ウケはしてるんでしょ?
若林:ううん、全然笑ってない
春日:笑、お客さんも訳わかんないまま進んでっちゃう
若林:でも、ああいうもんだよね~っていう面白さ
春日:うん
若林:要するに「え?この人!?」って思ってるから、別に好意的に見てるんだけど「え?どういうこと?」だってさ、日本人に英語をバ~っとしゃべられたらさ、訳わかんないじゃん
春日:うん
若林:外国人の人が英語でバ~っとしゃべってさ「わかんないわかんない!」はいいけど
春日:うん
若林:日本人、だから春日さんがいきなり初見で英語をバ~っとしゃべってる空気だから
春日:あ~
若林:俺は面白かった、自分のライブなのに90人のお客さんが全員こうたの方を見てたから
春日:笑、それはそうだよね、意味わかんないから見るよね
若林:そう、それでそんな話をしてて、で、「これは若手と絡む空気だよね」って話になって
春日:うん
若林:笑、大喜利出した後もさ、大喜利考えてる時とかも英語で手を上げたりするのよ
春日:こうたが?
若林:そうそう「Hey!なんとか!」みたいな
春日:笑
若林:準備が出来たぜ、みたいなことを英語で言ったら
春日:うん
若林:そしたらさ、答えもさ、英語の長文をズラ~っと書いてあってね?「いやわかんねぇよ!」っつって「どういう意味なんだよ!」って言って
春日:うん
若林:「日本語でこうです」「意外とまともだな!」みたいなことかと思ったらさ、答えはさ、ちゃんと笑いがほしいみたいなのを日本語で書いてくるのよ、笑
春日:笑、あ~なるほどね、もう訳わかんないね
若林:あんまりウケなくて「ミステイク!」みたいなことを言ってんのよ、大笑
春日:大笑、面白いね
若林:面白い、ルー大柴さんがずっと英語でしゃべってるような空気で
春日:はいはい
若林:つまり、けっこう厳しめの空気なわけですよね~大笑
春日:でも、こうたはず~っとそれなんだ
若林:うん、で、エンディングで全員で出てくんじゃん、そしたらさ、こうたがさ英語で「Hey!」俺は「お前、そういうキャラなら服も、なんかダンディーさんみたいな服着といてくれよ」って言って
春日:服も?どういうかっこうなのよ?
若林:なんか、エルシャツとGパンみたいなかっこう「わかりづらいよ!」大笑
春日:大笑
若林:ちょっとモテたいっす、みたいな髪型してんのよ、パーマかけて
春日:笑、もうどこを見ていいかわかんないね
若林:わかんないのよ
春日:大笑
若林:もうガチャガチャ、多国籍コンビ、ガチャガチゃ!
春日:は~面白いね~
若林:ネタもそういうことをやってるらしいんだけど
春日:うん
若林:ちゃんとアリの方はさ、「和だな!」っていう答えを出すわけね
春日:あ~なるほど、はいはい
若林:コタツがどうの、だとか、まあ見やすいんだけど
春日:はい
若林:いろんなやつがいるよね~
春日:笑、知らなかった
若林:こうたはひどかった
春日:見てみたいな~ネタ
若林:あれは春日と絡ませたら面白いかもな~
春日:こうた?
若林:こうたはね~空気読めないよ?
春日:大笑
若林:笑っちゃうよね、エンディングとかもさ、一番やっちゃいけないパターンとかあるじゃん
春日:何?どんな?
若林:エンディングで俺とサトミツがしゃべってんのに、下手(しもて)で俺とサトミツが「今日のライブはこうでした」ってしゃべってんのに上手(かみて)の端でなんか合いの手で「Hey!なんとかかんとか」って言っちゃって
春日:笑
若林:左の前の方の客だけ笑って、みたいな
春日:笑
若林:ライブでさ、エンディングでバカな芸人がさ
春日:大笑
若林:キャーキャー言われるだけ、みたいなやつがさ
春日:はいはい
若林:エンディングでファンにだけさ、変な動きして聞いてるみたいなやつ居たじゃん
春日:その、前に出るわけでもなく、後ろの方で実はやってますよ、みたいなね?笑
若林:そう、こうたがやってんだよ「Hey!」って
春日:大笑
若林:「うるせーな、お前!」っつって
春日:うん
若林:それに、他の若手の子がくさびになって被せていかないのよ
春日:うん
若林:っていうことはお前、ガチで嫌われてるだろうって言って、大笑
春日:あそこにいったら損する、っていうね、みんなが思ってる、それは非常に残念な話だよね、大笑
若林:笑
春日:普段どうなのよ、ケーダッシュライブでみんなにいじられたりしてるのかな
若林:それでさ、そのパターンってさ、やっぱり諸刃の剣だったりするから
春日:うん
若林:ライブ終わって楽屋に帰ってきたらコンコンって来て、さっきまで「Hey!なんとかなんとか!」って言ってたこうたが
春日:はい
若林:「すいません、お疲れ様でした!ありがとうございました!」って
春日:笑
若林:いっちょまえにしっかりしてんやがんだよ、大笑
春日:ちゃんとしてる、笑
若林:笑っちゃってさ、おい!しっかりしてんな~と思って、笑
春日:お前はいったいどんなやつなんだ、と、笑
(つづく)