ゲストオードリー⑤日曜芸人ってたぶんあれ、基本的には一人要らないんですよ(バカリズムANNGOLD2013年10月21日)
2015/03/06
(つづき)
升野:はい、ということで引き続き若林さんをゲストに迎えまして、このお互いのイメージのギャップの溝を埋めていく作業をね
若林:はい
升野:していきたいなと、僕はもう、いっても、番組で仲良くなってプライベートでたまにお茶するとかいうけど
若林:はい
升野:まだ若林さん側がちょっと距離を置いているんじゃないかっていう不安があるんですよ
若林:いや、距離っていうか
升野:うん
若林:俺だから、一個お願いしたいことがあって
升野:はい
若林:たぶん升野さんの評価が高すぎるんで、そこに合わせようと思ってオンで升野さんとお茶してんすよ、俺
升野:笑
若林:噛まないようにとか、オチ先に行ってその後「あ、先に言っちゃった」みたいな感じとか出すのをやめようとか
升野:笑、やめてもらえます?そんな俺がお笑いにすごい命を懸けてるみたいな、もちろん一生懸命やってますけど
若林:あの
升野:普段は!僕だって普段は全然別になんでもない話するし
若林:噛まないじゃないですか
升野:その前に、若林さんの中の僕の評価が高すぎるんですよ、やめてもらえます?それをやめてください!
若林:いやいや、それは、俺も視聴者もそうだし、視聴者と同じくらいの目で見てると思うですよ俺は
升野:いや、違う違う、笑
若林:俺の評価が高いんで、言い方は変ですけど、渡辺羅王さんくらいのところにまで
升野:ド底辺じゃないですか!!
若林:笑、でも野田さんよりは
升野:笑、野田より上ですね
若林:笑
升野:だから、お互い、なんにもない話とかもしましょうよ
若林:そうですよね
升野:「なにそれ!?」みたいな
若林:していきたいですよ、俺も「なにそれ?」みたいな話したい
升野:笑
若林:でもけっこう「なにそれ?」みたいな話もしてますよね
升野:普段とかも、ね?
若林:はいはい
升野:例えば後輩とかとしゃべってても、なんかちょっと、面白いエピソードとして話し始めたはいいけど、あまりにも気が抜けすぎてて「あれ?これなんだっけ?この話」みたいなことって日常で結構あるんですね
若林:あ、そうなんですか
升野:はい「なにこれ~?」みたいな
若林:でもその「なにこれ?」が、意味があるんでしょ?
升野:無い無い!!
若林:笑
升野:無いですよ!
若林:笑、あ、そうですか?
升野:そうですよ!だから、俺もテレビで見ててそうだし、日曜芸人とか一緒にやっててキッチリしてるイメージなんですよ若林さんは
若林:そうですか?
升野:必ずちゃんと話のピリオドが綺麗に決まってるし
若林:いや!
升野:つっこむときの、山崎さんの・・・山崎さんが気持ちよさそうにしてるんですよ
若林:そうそう、笑
升野:ね?
若林:俺だから、日曜芸人ってなかなか成立しにくい構図ですよね?
升野:ほんとはね
若林:俺と升野さんが街ブラしたら、こうなるし、俺とザキさんが街ブラしたら変な感じで組み合う時あるじゃないですか、笑
升野:ありますあります、たぶんあれ、基本的には一人要らないんですよ
若林:大笑
升野:常に、なにかあっても、だからそれぞれが、あれすごい絶妙なバランスだと思うんですよ
若林:うん
升野:3人とも大人だから引くところは引くじゃないですか
若林:引くところは引く
升野:実はもうちょっと3人が、もっと売れたい!って思ってる3人だったらガッチャンガッチャンして、食い合ってるし
若林:はいはい、笑、そうですよほんとはそうですよね?
升野:そう、山崎さんがウワ~ってしゃべっても、僕らニヤニヤして見てるじゃないですか
若林:笑、そうですね、あれって
升野:うん
若林:ザキヤマさんと升野さんって、どうなんですか?
升野:何がですか?
若林:俺ね、一枚薄い壁みたいなのがあるような気がするんすよ、笑
升野:僕もね、それね、すごいわかるような気がするんですよ
若林:はい
升野:山崎さんは、もう、デビュー・・・ちょっと山崎さんの方が先輩だから、アンタッチャブルさんの方が
若林:はい
升野:もうず~っとライブで一緒だったんですよ
若林:そうですよね
升野:それで、言ったら僕もボケだから、バカリズムってコンビでボケ×ボケだったんです
若林:はい
升野:よりボケの方だったから、山崎さんもボケじゃないですか
若林:はい
升野:なんかね、ボケ同士の照れくささってちょっとあるんですよ
若林:あ~それか~!
升野:ライブでも一緒だったし、どっちかっていうと、相方の柴っちょの方が仲良かったんですよ
若林:へ~
升野:日村さんと3人で遊んでたりしたんですよ
若林:なるほど~
升野:っていうのが、しかも僕らの世代ってボケ同士がそんなに交流が無かった時期があったんですよ
若林:そっか~
升野:お互いにちょっとツンとしてるから
若林:なるほど、ボケ同士は難しい
升野:今は全然そんなことない、山崎さんとか、当時から面白いことは分かってたし、超ウケてたから
若林:はい
升野:やっぱり面白かったし、すごいと思うんですよ山崎さんって、でも同い年だし、なんかちょっと照れくささみたいなものがあるんですね
若林:あ~なんか分かります、僕らもナイツとかだと照れ、照れですよね?照れくさいっていう
升野:照れがありますよ、で、たぶん山崎さんみたいなタイプは、僕みたいなタイプはもともと苦手なんだろうなっていう先入観もずっとあるから
若林:あ~、でも飲みに行ったりしてますもんね?
升野:うん、そうですね
若林:野田くんと
升野:そう、一回一緒になって、全然話すし、なんなんでしょう、不思議な感じですよね
若林:不思議ですよね、youtubeだと一番しっくりきますよね
升野:笑、あのトークね
若林:しっかり役割があるから
升野:そうそう
若林:印象、バナナさんに聞くと、よく聞くのが升野さん武闘派だっていうのを聞くじゃないですか
升野:笑、武闘派じゃないです
若林:よく聞きます、でも俺ね、升野さんはね、俺のことを「若様」っていうのと、俺の間っていうのを話しますけど
升野:はい
若林:俺も、升野さんと、世間の、升野さんもかわいいですからね?
升野:笑、まあこういう感じにしてますよね
若林:はい、この差がけっこうあるような感じがするんですよね~
升野:たぶん、バナナマンさんが言ってるのは、1回日村さんと一緒にずっと住んでた時に
若林:ええ
升野:野球部出身だから、中高野球部をやってたから体育会系ではあったんですよ
若林:はい
升野:若林さんもそうですよね
若林:はい
升野:先輩を立てるっていう意識はずっとあって
若林:あ~
升野:で、日村さんがある日街で絡まれた時に僕が出てったんですよ
若林:へ~!
升野:守ったというか
若林:なるほど
升野:僕が若者たちに文句を言った、みたいな、それを見て、たぶんもともとそんなキャラに見えないからその振り幅として、あまりにギャップがあってそういうふうになったんじゃないですか?
若林:それがあるんですかね、なんか1回日曜芸人で商店街でロケしてた時に
升野:はい
若林:すごいヤバい奴が入って来て
升野:ありましたありました、山崎さんに絡んできて
若林:ザキさんに肩組んだりして
升野:あったあった
若林:ちょっと一歩下がったりするじゃないですか
升野:うん
若林:俺は下がったんですけど、升野さんだけが微動だにしなくて
升野:笑、そんなことないですよ!
若林:大丈夫かな!?と思って
升野:そんなことないそんなことない!
若林:一歩も動かなかったから!
升野:大笑
若林:前にも後ろにも横にも
升野:だって回ってるもん!回ってるから
若林:横とかに動くじゃないですか
升野:笑
若林:ちょっと、笑、動かなかったんですもん、立ち位置
升野:違う違う!笑、あ~そういうイメージが
若林:野球部でゴリゴリの体育会系の高校だってことを
升野:そうです
若林:別の人と話したりするとすごい意外がりますよね
升野:意外ですよね?実は俺らみんな体育会系なんですよね
若林:そっか、日曜芸人って、そうですよね
升野:山崎さんもそうでしょ?
若林:そうですね
升野:ゴリゴリの体育会系の3人が
若林:ザキヤマさんも、「先輩には」っていう人ですもんね
升野:そうそう
若林:笑
升野:背が小さい、170無い3人がやってる
若林:そっか、全員背が低いというね、番組ですもんね
升野:そんなことがあるんですね
(つづく)