フリートーク時のしゃべる量と違う漫才は「合ってない」ということ(オードリーANN2013年11月2日)
2015/03/06
若林:西堀とくじらと飲んでる時も、改めてそんな話をしてたんだけど
春日:うん
若林:20代の頃って、売れてない頃ってさ、コンビっていうのは必ずどっちかが強いよね?
春日:あ~まあ
若林:Hi-Hiさんだったら上田さんのダメ出しをガンちゃんが聞く、みたいな関係性
春日:うん
若林:どっちかがイニシアチブを取ってるっていうかさ、感じあるじゃない
春日:うん
若林:でさ、ネタがうまくいかないじゃん、ネタがうまくいかないから「もっとこうしてくれ、ああしてくれ」「そうじゃないから!」とか言わなきゃいけなくなるっていうことは
春日:うん
若林:もうその人に合ってないんだろうなって思うのよ
春日:うん
若林:でさ、例えば雛壇、アメトーーク的な番組とか、わかんないけど、1周目する人は
春日:うん
若林:例えば、おしゃれイズムとか仮に出たとしてね?
春日:へい
若林:俺と春日がしゃべる量って、番組の構成とか打ち合わせによるけど、たぶん7:3くらいでやってたと思うんだよね
春日:うん
若林:1周目の時って、しゃべる量
春日:あ~7はどっちなの?
若林:笑、俺なんだけど
春日:はいはい
若林:春日が3くらいかな~って
春日:あ~なるほどね
若林:うん、お前的にはあんまりそんな感じしてなかった?
春日:笑、まあ
若林:5:5くらい?
春日:ん~、内容によるよね
若林:うん
春日:そんなに聞かれる、・・・そうだな、それくらいだな「ネタはどうなの?」とか、そっか
若林:なんか、春日の面白い話って春日がしてもダメじゃん、あの時って
春日:うん、そうだね
若林:「春日ってこうなんですよ」って俺が言わないと、「俺ってシャンプーしながらコインシャワー行ってるんですよ」って言ったら変だもんね
春日:笑、そうね
若林:打ち合わせしたときに、春日の面白い話を俺が背負うから
春日:うん
若林:たぶんそれをしゃべってるときに春日が抜かれてたんだと思うのよ当時って
春日:うん
若林:そりゃそうじゃん、俺が春日の面白い話をしゃべって、春日が抜かれてるから、それはそうでいいんだけど
春日:うん
若林:あとフリートークライブやった時も、しゃべる量が7:3くらいだったと思うのよ
春日:うん
若林:オープニングは9:1くらいなんだけど
春日:うん
若林:という割合と、漫才のしゃべる量が合ってないと、すごく喧嘩したりしなきゃいけないし、ダメ出ししなきゃいけなくなるな~と思うんだよね
春日:なるほどね
若林:二人の漫才師が出てきて、春日が「いや~最近物騒ですね~」みたいな、「いろんな事件がありますけどね~」ってことも俺たちやってたからさ
春日:うん
若林:もうおかしいんだよね、やっぱり、笑
春日:そうだね、ネタの時にやってるってことだからね
若林:そう、そうすると「いや、その引っ張りが違うんだよ」とか「もっとシリアスに言って」とか、ダメ出ししなきゃいけなくなるけど、そんなことはやってても意味がないんだよね
春日:うん、そうだね、合ってないからね
若林:そうそう
春日:うん
若林:だってフリートークライブだったら出てって「いや~けっこう入りましたね~」みたいな、こうこうこうでって絶対俺がしゃべり始めるから
春日:うん
若林:俺が漫才で出ていかないとおかしいんだよね
春日:うん
若林:だから例えば二人が、誰か芸人さんがアメトーークとか、さら地のね、トーク番組に出る時に
春日:うん
若林:しゃべる量とか、そいつがつっこむとかそいつがフォローするっていう役目だったら、そういうふうなネタじゃないとおかしくなるよね
春日:まあそうだね、ズレが出てきますわね
若林:だから、喧嘩するってことは漫才が合ってないんじゃない?って話になったのよ、ビックスモールンと
春日:なるほど
若林:笑、チロが進行のきっかけを出さなきゃいけないなんてこと、アメトーークに出たとして、絶対無いじゃん、笑
春日:無いね!
若林:ゴンが絶対フォローしなきゃいけないじゃん
春日:そうね
若林:そういうことをやんなきゃいけないんだろうな~っていう話をしてて
春日:なるほどね
若林:だって俺たちなんか、俺がボケの時ね?春日が最初に出て行って「いや~2000年問題ね、パソコンが全部消えちゃうっていう」って最初引っ張ってたからね、俺が横入りしてって、逆よ今とね、「何々がこうなっちゃう」みたいな
春日:うん
若林:「よしなさいよ!お前は!」って言われて、笑
春日:うん
若林:そしたら「違うんだよ!つっこみが!」って喧嘩しなきゃいけない
春日:そうだね
若林:うん
春日:それはもう今となってはボケだよね
若林:だから、こないだの単独なんてほぼそういうダメ出しは無いもんね
春日:そうだね
若林:「ここはこう言って」とか「そうして」とか、もう全部のネタ無いよね?
春日:無いね
2人:笑
春日:合ってるってことなんでしょうな
若林:しいて言えば、筋トレしすぎて背中叩かれてちょっと痛いわってくらい
2人:笑
春日:そうだね
若林:俺はダウンベスト着て稽古してたから
春日:クッションにしてね
若林:そうそう、そういうのをすごい思ったんだよな~、コントはね、世界観でお芝居でその世界観を作って行くからちょっと違うんだろうけど
春日:そっか
若林:あんまりやったことないからわかんないけど、漫才ってたぶんその人のけっこう素に近い状態でやるっていうイメージがあるからさ
春日:そうね、その人でやるからね
若林:もう演出しなきゃいけなかったら、キレてまで、だったらたぶん違うんだろうね
春日:そうだね
若林:それをけっこうずいぶん長いことやってて
春日:笑
若林:思ったんだけど
春日:なるほどね、そうなってくるとやっぱりビックスモールンはボディーアートなんでしょうな
若林:そうそう
春日:一番合うっていうのはね
若林:うん、まあ、そんなことを思いましたけどね、じゃあ今日もやっていきましょうか
(提クレ、CMへ)